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HOME >痛みを感じるセンサー~受容器とは?

なぜ痛みを感じるのか!

痛みを起こす原因には熱刺激、冷刺激、化学刺激、機械刺激などたくさんの種類があります。しかしながら、どの受容器もすべての刺激に反応するわけではありません。

たくさんの刺激の中から、どの刺激に反応するかを決めているのが受容体とよばれるものです。受容体は受容器の表面にあり、自分に関係した刺激や物質がくると反応する、いわば「センサー」のようなものとしてとらえられています。

高閾値機械受容器では侵害性の機械刺激に反応する受容体が存在しているだけですが、ポリモーダル受容器には侵害性機械刺激の受容体はもちろん、痛み物質であるブラジキニンに反応するブラジキニン受容体、痛みを増強させる物質であるプロスタグランジンに反応するプロスタグランジン受容体エネルギー源のATPに反応するP2X/P2Y受容体H⁺などの低PHで反応するASICチャネルなどたくさんの刺激に反応できるように様々な受容体が存在しています。

受容体に対応する刺激が伝わると、受容器の細胞膜が開き、細胞内外の電圧差が生じて電気が発生します。一方、炎症などが慢性的に起こったり、神経が損傷されたりする病的な状態では、普段痛みと感じないような刺激や温度にも反応して痛みを誘発します。


この原因には様々な理由があげられますが、その一つに通常では存在しない受容体が障害部位の受容器に新たに出現し、痛みを起こしているとされています。

痛みの種類に応じて専用の受容体が反応する
受容体が興奮すると受容器が反応して電気信号が発生する
病的な状態では、普段存在しない様々な受容体が存在する






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