head_img_slim

information

お問い合わせボタン

HOME >痛みとしびれ

「痛み」と「しびれ」混在するのはなぜ?

「しびれ」を感じている時、同時に痛みを感じることが多いことに気づきます。
それはなぜでしょう?正座の後のしびれを例に考えてみましょう。神経はもともと神経細胞の細胞膜にあるポンプを使い細胞内と細胞外の物質濃度を変化させることで電気を発生させています。

正座で神経線維が圧迫を受けると、神経に栄養を送っている血管も同時に圧迫を受けるため、一時的に神経細胞に血流を送ることが出来なくなります。すると、神経細胞のエネルギー源であるATP合成が妨げられて細胞内外の物質濃度を調整することが出来なくなり電流の発生が抑制され、感覚が消失します。

一方、正座から立ち上がると、今まで圧迫されていた血管に再び血液が送られ、神経がATPを合成できるようになります。その結果、神経細胞が正常化し、細胞内と細胞外の濃度を元に戻そうとしますが、濃度の差が著しいため、それを正常化しようとポンプが頻回に作動して濃度を調整します。

しかし、濃度が調整されるたびに電気が発生するため、神経はかなりの頻度で異常興奮をおこし、しびれや痛みが起こるのです。なお神経の太いものを(Aα・Aβ繊維)から順番に圧迫の影響を受け、細いもの(Aδ・C繊維)は最後に影響を受けます。

痛みを伝える神経は細く、圧迫の影響を受けにくいため、しびれのみが存在することが多いのですが、圧迫が長時間続くと太い神経と細い神経が同時に影響を受けるため、両方の神経に異常興奮が起こり痛みとしびれが同時に起こります。


・しびれは痛みと混在することが多い

・神経線維の絞扼や圧迫で神経が正常に働かなくなり、しびれが起こる






電話番号 093-245-5600
icon お問い合わせをお待ちしております。 →メールでのお問い合わせ

お問い合わせボタン


ページトップに戻る