ふくらはぎの運動で体液が流れる!
ふくらはぎの筋肉が動くと、静脈のの血液は心臓に向かって進むことが出来ます。これが、ふくらはぎや足裏が「第二の心臓」と言われるゆえんです。筋肉が運動して収縮すると、筋肉に挟まれた静脈には、踏まれたホースのように圧力がかかります。その勢いで血液を心臓に押し戻します。
重力に逆らって上方へ向かう液体は、圧力が無くなれば逆流してしまいます。静脈にはその逆流を防ぐために「弁」が付いています。
弁が逆流を食い止めて「よいしょ」と押しとどめている状態です。
長時間椅子に腰かけたままふくらはぎを使わないでいると、この弁に負担がかかりすぎます。弁のところに溜った血液が一杯になると、その血液が血管壁を押し広げ、結果として皮下にどす黒いこぶのように見えてきます。
これが静脈瘤と言われるものです。血管が本来の太さよりも拡張しますから、血管壁を取り巻く神経が刺激され、痛みが発生します。
長時間同じ姿勢で動かないような生活をされている方は意識して時々立ち上がるとか、少しふくらはぎをマッサージしたり、振動させたりして動かす必要があるのです。また血液同様、ポンプがないリンパ液も、ふくらはぎの運動で同時に押し流す効果があります。
このようにふくらはぎは、身体の中枢から遠い所にありながら、循環系をスムーズにするために見えない活躍をしているのです。ふくらはぎを動かす具体的な方法としては、深呼吸の時に上下に足を動かすやり方がおすすめです。
・体液を流して健康になるには「ふくらはぎが」が超大事!
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